HOME東京都世田谷区代田。東松原駅から徒歩3分、梅ヶ丘駅から徒歩9分の眼科、美容皮膚科のクリニック

糖尿病網膜症

自覚症状がなくても定期的に検査を


糖尿病網膜症の症例

糖尿病網膜症とは、糖尿病の三大合併症のひとつです。網膜の毛細血管が障害され、網膜の血管が膨れたり、閉塞したり、破れたりするために、網膜や硝子体などに異常が出てきます。
糖尿病網膜症が怖いのは、自覚症状のないまま症状が進行し、症状が出てきたときには既に重症化している場合が少なくないところです。症状の進行具合によっては、失明を覚悟しなければならないこともあります。

糖尿病と診断された方は、目の自覚症状がなくても定期的に検査を受けるようにしましょう。早い段階で糖尿病網膜症が発見できれば、治療効果も向上します。

網膜の血管

網膜には、毛細血管という細かい血管が密集しています。糖尿病にかかると、目の中の血管が徐々に詰まってゆき、網膜に栄養や酸素が届かなくなってしまいます。このような状態になると、網膜に新しい血管が生まれ、栄養不足や酸素不足を補おうとします。
しかし、この応急処置的につくられた新生血管は、もろいので出血しやすく、それによって目の機能に障害を起こしてしまうことになるのです。この障害が進行していくと、最悪の場合、硝子体出血や網膜剥離を引き起こし、失明に至ることもあります。

糖尿病網膜症の進行

糖尿病網膜症は、症状の進行程度によって、3段階に分けられています。


単純網膜症
網膜の毛細血管が障害され、血管から血液が漏れて出血したり、血液中のたんぱく質や脂質が網膜に沈着したりします。基本的に自覚症状がありませんので、血糖のコントロールと定期的な眼底検査をしながら、経過を観察して症状の進行を防ぎます。


前増殖網膜症
網膜の毛細血管が詰まり、網膜の神経細胞に栄養や酸素が行き届かなくなり、神経のむくみや静脈の拡張などが始まります。この段階でも自覚症状はありません。レーザーによる治療を適宜行う必要が出てきます。


増殖網膜症
栄養不足・酸素不足を補うために新しく作られた血管が、硝子体の中に発生し、その血管が破れることで目の中に大きな出血がおこってきます。さらに症状が進行すると、網膜剥離を引き起こします。
申請血管が発生しても自覚症状は出ませんが、硝子体出血や網膜剥離が起こると、視力が低下する症状が出てきます。
この段階になりますと、レーザーによる治療や、硝子体手術という外科治療が必要になります。


糖尿病網膜症は、初期段階であれば血糖コントロールによって症状を治療できます。しかしながら、糖尿病網膜症は自覚症状がほとんどないので、糖尿病が疑われた段階で、早めに検査を受けるようにしましょう。